借地権の売却について

By | May 1, 2017

借地権って何?売却できるの?

借地権とは文字どおり土地を借りる権利のことです。家を建てるときには土地を買ってから建てるんじゃないの?と思われるかもしれませんが、それですとマイホームを持つのに高い費用が掛かってしまいます。そのようなときに役に立つのが借地権です。

借地権は地上権と賃借権の2種類

借地権とは、自宅などの自己所有の建物を建てるために借りた土地です。その権利のことを借地権と言います。実は、
借地権には「地上権」と「賃借権」という二種類の権利がありますが、地上権は地主に不利な設定であるので借地権といえば賃借権と考えるのが一般的でしょう。

借地権とは、建物の所有を目的として土地だけの賃貸借契約を結びます。そして、建物は自己所有ですが、土地は自分のものではありませんので土地代を地主に払うことになります。
しかし、駐車場や資材置き場など建物のないものは借地権に当たりませんし、既存の建物を使う必要があります。そして、借地権を譲渡したり建物を建て替えたりする場合、地主の許可が必要になります。

そのため、相続した土地に権利がないと思っていても実はそこの土地に借地権があり、特に人気の場所などではとても高く売約することができます。
なぜなら、借地権は建物を含めて相続資産としてその価値が大きいからです。一方、借地権を設定した人(地主)の持っている権利、それを底地権といいますが、少々の地代は入るものの、その土地を使用することができない為、利用用途が少なく、売却しても大きな金額にはならないことが多いようです。
借地権割合に関しても底地の割合が少なくなっているのはこのような背景があるからかもしれません。

借地でも資産価値が高くなることも

たとえ借地だったとしても建物など活用されている場合、その借地権の価値は大変高くなりますし資産価値もあります。
地主の承諾なしに譲渡したりすることはできないものの、相続などで借地権が発生する場合は、特に売却を考えるのも一つの方法です。

売却の際の評価額は、実際よりも低く見積もられることもあります。これは、コーヒーカップソーサー理論といい、カップとソーサーは一体であり、借地権も底地と一体であることを意味しています。それぞれを単体で売却しても価値はないという事です。借地権を売却する事は可能ですが、地主さんの承諾料など差し引くと手元に残る金額は微々たるものになってしまいます。
そのほかにも、その上の建物を賃貸に出すという方法もあります。これがいわゆる賃貸経営になるのですが、賃貸として第三者に貸し出す場合は地主の許可もいりませんので、煩雑さもありません。ですので、想像した土地の権利が借地権だった場合、その後の活用も含めて考えてみたほうが良井と思います。売却するとなれば土地の権利にかかわることです。トラブルになった場合には法律が深く関係してきます。専門知識を持ち、借地権売買の実績がたくさんある業者にお願いするのがよいでしょう。

借地権の売買に関して詳しく載っているのと借地権とはなど、借地権全般に関する記事が多く載っています。

借地権の売買・売却はセンチュリー21マーキュリー

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